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| 2020.01.26 Sunday | - | - | |
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映画デート論
私が昔、雑誌の編集をやっていた頃の話。
私は、編集プロダクションに所属し、某女性向け情報誌の 一部のページの執筆・編集を請け負う形で仕事をしていました。 携わっていたのは、主に映画の作品紹介と上映スケジュール、 アート&イベントページ。あとは、新刊書籍の紹介も少々。 仕事に忙殺される日々だったけど、仕事は面白かった。 映画、アート、本、全部好きなものだったから、楽しかった。 そんな中、仕事で納得いかないことが 3つ、ありまして。 ※関係各位。 私、これから愚痴ります! でも、もう昔の話なので、お許しを(笑) その内の1つ「仕事で解せぬランキング」第3位が、 「ラブストーリー = デートで観る映画」という概念。 当時、上映作品のジャンルが分かりやすいように、 作品ごとにマークをつけていました。 サスペンスなら「ハラハラドキドキ」 アクションなら「スカッと痛快」 ヒューマンドラマなら「しみじみ感動」 コメディなら「笑える!」といった具合に。 で、ラブストーリーの場合、 もれなく「デートにオススメ」マークをつけられてしまう。 これが、どうしても解せなかったんです。 デートでラブストーリー。 私は観たいと思わないんですよね・・・ ロマンチックな気分にならない。(むしろシラケる) そもそも、ベタなラブストーリーは苦手だし。 私がデートでオススメしたいのは、老若男女・万人受けするような映画。 ヒットしたドラマを映画化したものとか、ディズニー映画とか。 そういう映画の方が、観賞後に話が弾むと思うんだけどな。 それに、ラブストーリーと言っても、 ラブコメもあれば、泣ける悲恋もあるわけじゃないですか。 それらに「笑える!」や「しみじみ感動」をつけて入稿すると、 編集部で「デートに〜」マークに訂正されて戻ってくる。 (逆に、コメディタッチの作品に「デートに〜」をつけると、 もれなく「笑える!」に修正されて原稿が戻ってくる) ああ、世の大半の女子は王道のラブストーリーが好きで、 デートではそういう映画が観たいんだな。 そうでない私は、少数派なんだな。そう自覚したのでした。 なんでこんなことを書いているのかと言うと、 『パーティで女の子に話しかけるには』を観に行った時、 意外と見た目が普通のカップルが多かったから。 (あのメインビジュアルに騙されたに違いない!) 結構エグいシーンもあるし、時々意味不明だし、 パンクが苦手な女子は引くと思うんですよね、この映画。 付き合って長いカップルなら構わない気もするけど、 まだ日が浅い場合は、気まずくならないんだろうか? と、余計な心配してみたり。 あと、『パーティーで〜』観賞後、時間が経つにつれ、気づいたこと。 強烈なインパクトを持ったシーンが意外と頭から離れず。 だけど、好きなわけじゃないから、困っているのです。 カップルに至っては、ロマンチックなシチュエーションで それらのシーンを思い出して、吐き気を催さないか、 またまた余計な心配をしてみたりする私です(苦笑) 『パーティーで〜』の予告編は、胸キュン系のイメージだけど、 こちらの特別映像の前半の方が 実際の映画の世界観が出てると思う。 (注:後半は、通常の予告編と同じです) なので、これを観てから、劇場へ行くかどうかを判断した方がよろしいかと・・・ ※昨日、私が「これってパンクなのか?」と首を傾げた即興の歌というのは、 この曲のことです!(頭から離れなくて困ってます・・・) あと、どーでもいい話ですが。 仕事で映画(試写)を 観ていた頃の名残りから、 映画は一人で観に行きます。 それが習慣化したせいで、 誰かと一緒に映画を 観に行くことに慣れません。 集中できないというか。 あと、観賞直後に 感想を言ったり 言われたりするのも慣れない。 映画を観た後、 その余韻に浸りたいタイプで、 なおかつ、感じたことを 自分の中でまとめるのに 時間がかかるから。 そんな私が理想とする 「映画デート」は、 絶対に引かれそうなので、 いまだ誰にも 言ったことがありません・・・ そんなの、デートじゃない! と言われそうだから(汗)
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