帰郷
「この年の瀬に、まだ観るか!?」 という感じですが。

・・・はい、まだ観ます(苦笑)

西島秀俊主演の 『帰郷』。 2004年の作品です。

ここ1〜2年、ずっと観たいと思っていたのですが、
うちの近くのレンタル店を数件探しても見あたらず。
それで、最近始めたネット・レンタルで借りました。

しかし、DVDが届いてから一週間くらい、どうも 観る気が起きなくて。
(その理由、自分では うっすら解ってはいるんだけど)

返却期限や延滞金がないことから、焦りもなく。
それで、なんとなく放置していたのですが。


 そんなテンションで観たせいか(?)
 余計に良かったんですよ、この映画が また!

 作品全体に漂ってる空気が、いいんです。
 出てる役者さんも それぞれ素晴らしいんですが、
 その間に在る空気がね、なんともイイ感じで。
 肩に力が入ってないのだけれど、
 ちゃんと心が通じ合っているような。

 観終わってから、さらに 余韻が じわじわ きました。
 そういう映画、好きです。


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| 2009.12.28 Monday | 2009 movie | comments(0) |
バグダッド・カフェ N.D.C版
映画 『バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版』 を
渋谷ユーロスペースのレイトショーで観ました。

今月初めに書いた通り、本作の公開を ずっと心待ちにしていたのです。
しかしながら、上映中、何度となく 首を傾げてしまったんですよね・・・

期待が大きすぎて、かえって ハードルを上げてしまったのかもしれません。
はたまた、先に観た映画 『アンナと〜』 のレベルが高すぎたのか。
もしくは、この十数年で 私の嗜好が変わってしまったのか・・・?
(ここ数ヶ月でも変わってきているくらいだから)


 こんなに とっちらかった映画だったっけ?
 こんなに 『Calling You』 が流れたっけ?
 こんな着色した映像とか、
 フラッシュバックみたいな映像、あったっけ?
 全体的にバランスがとれていないというか、
 いろいろ盛り込みすぎて ゴチャゴチャした感じ。

 いかんせん、オリジナルを観たのが随分前なので、
 自分の記憶も曖昧。果たして、これらが
 新たに追加されたシーンなのか、定かではなく。
 DVDで もう一度オリジナル版をチェックすべきかしら??

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| 2009.12.25 Friday | 2009 movie | comments(0) |
アンナと過ごした4日間
渋谷のシアターイメージフォーラムで 『アンナと過ごした4日間』 を観ました。


 またまた 言葉に表せないような
 映画に出逢ってしまいました。

 なんでしょう、この胸がゾワゾワする感じ。
 「ザワザワ」と「ゾクゾク」が混ざり合ったような。
 様々な要素を 見事なバランスで盛り込んでいる。
 このバランス感覚に脱帽。

 なんだろう、見終わった時の なんとも言えない余韻・・・
 「ああ、この映画、もう一度 観たい!」 と思いました。


基本的には サスペンスタッチなのですが、
物悲しい人間ドラマでもあり、アートフィルムのようでもあり、
偏ってはいるものの 究極の愛の物語でもある。

そして、物語に直接関係ないような何気ないシーンに
ハッとするような絵画的な美しさがあったり、
観る者の心を誘導していくような 印象的な映像やメロディー。
あと、主人公のキャラクター設定とキャスティングも 絶妙でした。

監督のイエジー・スコリモフスキが、映画監督以外に
詩人、ボクサー、画家、ジャズドラマーという肩書きを持っていると知り、
驚くと同時に、「なるほど」 と腑に落ちました。

(以下、ネタバレあり)

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| 2009.12.25 Friday | 2009 movie | comments(0) |
倫敦から来た男
ハンガリーの鬼才監督 タル・ベーラの 『倫敦から来た男』 を見てきました。



光と影の映し方が秀逸で、モノクロで撮る意味が分かりました。
「セリフが少なく、長回し」 という予備知識はあったのですが、
冒頭から やられましたね。 1カットが長く、映像が絵画的。
ただ、飲み込んで 消化するまでに 時間がかかる作品でもあります。

映画人が好みそうな映画だなあと思いました。
たぶん、現場とか 技術・技巧を分かっている人の方が
細かい部分で 心を揺さぶられるんじゃないかな。
(実際、ガス・ヴァン・サントや、ジム・ジャームッシュなどが
 タル・ベーラを支持していますし)

それにしても、かなりスローなカメラワーク。
うっかりすると、睡魔に襲われます(汗)
決して、ストーリーが眠たくなるということではなく、
ゆったりとしたテンポが、脳波に影響を与えるというか・・・(苦笑)

で、ハッ!と覚醒するも、画面には あまり変化なし、みたいな(笑)
「時間」というものが、刻まれた膨大な秒の積み重ねであることを実感します。


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| 2009.12.19 Saturday | 2009 movie | comments(0) |
なくもんか
映画 『なくもんか』 を観ました。



主演の阿部サダヲを堪能できる映画です。
この人以外には考えられないキャスティング。

舞妓Haaaan!!! 』よりは ストーリーが 少しは まとも(?)だし、
阿部サダヲの “ はっちゃけた ” 演技が苦手でなければ、
たっぷり楽しめると思います。

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| 2009.12.16 Wednesday | 2009 movie | comments(0) |
スクラップ・ヘブン

 DVDで 『スクラップ・ヘブン』 を観ました。

 出演は、加瀬亮、オダギリジョー、栗山千明。

 監督・脚本は、李相日。


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| 2009.12.15 Tuesday | 2009 movie | comments(0) |
アヒルと鴨のコインロッカー

 DVDで 映画 『アヒルと鴨のコインロッカー』 を観ました。

 伊坂幸太郎原作を映画化した作品の中で、
 原作を読んでから映画を観るのは、本作が初めてです。

 お馴染みの濱田岳クンも良かったけれど、
 瑛太クンが 特に良かった。

 というか、この作品は
 瑛太クンの役が 重要なポイントになってくるので、
 彼には かなり頑張ってもらわねばならないのですが。

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| 2009.12.15 Tuesday | 2009 movie | comments(0) |
ゴールデンスランバー
伊坂幸太郎原作 『ゴールデンスランバー』 の試写に行ってきました。



主演は、堺雅人。

共演は、竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり、
香川照之、濱田岳、大森南朋、貫地谷しほり etc.

なんとも 気になる俳優さんばかり。
これは期待が高まります!

さらに、映画 『フィッシュストーリー』 で
主題歌と劇中歌を手掛けた斉藤和義が
音楽担当ということで、注目していたのです。
(彼は、伊坂幸太郎本人とも親交があるのですよね)

今回もまた 原作は未読のまま、
そして、事前情報を入れないよう
できる限りの注意を払って(?)観に行きました。

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| 2009.12.10 Thursday | 2009 movie | comments(0) |
次郎長三国志

 鶴田浩二が “ 清水の次郎長 ” を演じる
 人気シリーズ 『次郎長三国志』 の第1弾。

 若かりし頃の山城新伍が、
 子分の鬼吉役を 茶目っ気たっぷりに演じています。

 昭和の娯楽映画って、痛快かつ脳天気で
 老若男女が笑える面白さがありますね。
 特に 時代劇だと、そこに「人情」も加わって。

 個人的には、昭和の情緒たっぷりの予告編も◎


(以下、予告編からの抜粋)
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| 2009.12.05 Saturday | 2009 movie | comments(0) |
アカルイミライ
先日、「映画のシンポジウムで3人の監督のお話を聞いて、
各監督の作品で1本ずつ 観てみたいものが出てきた」
ということを書き、まず一人目である是枝監督の 『空気人形』 を観ました。
さて、お次は 黒沢清監督作品です。

私は ホラー映画が どうしてもダメなので、
黒沢監督の作品の多くは 観ることができないのですが、
監督が撮る人間ドラマは好きで ちょこちょこ観ています。
『CURE』、『ニンゲン合格』、『トウキョウソナタ』とか。
(あ、 “刑事(デカ)祭り ” も観てるか。苦笑)

アカルイミライ』 は見逃していたので、DVDをレンタルして観ました。
キャストは、オダギリジョー、浅野忠信、藤竜也。


 黒沢監督の映像には、何でもないような風景に
 妙な不気味さがあって、潜在意識を揺さぶります。

 特に、モノトーンの色が独特。
 白は 漂白したように明るく、
 黒は 漆黒の闇のように暗い。
 映っているものは現実にあるものなんだけど、
 まるで白昼夢か 仮想現実の世界を
 観ているかのような錯覚を起こします。
 「幻想的」とは違う、リアルな仮想。
 (ちなみに、本作はデジタルで撮影されたそうです)


そして、場面場面で 静かに重低音が鳴っていて、不安感を掻き立てる。
さらに、何か狂気を含んだようなシーンに限って、穏やかで朗らかな旋律が流れたりする。
そのギャップに、(いい意味で)薄気味悪い胸騒ぎがするんです。

これは、『トウキョウソナタ』の時にも感じたことだけれど。
「この人たち(&取り巻く環境)、これからどうなってしまうんだろう!?」
と、途中で心配になってしまうような状況に陥るのですが、
最終的に 監督は、何か“ 再生 ”を感じさせて終わらせるのです。
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| 2009.12.01 Tuesday | 2009 movie | comments(0) |
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