恋空

 自分では 絶対にDVDを借りることはないだろうと思い、
 地上波で放送された 『恋空』 を観てみました。

 そして、やっぱり後悔・・・ 困惑

 ただでさえ 私はラブストーリーが苦手だけど、
 いやはや これはお手上げだわ、スミマセン。


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| 2008.12.29 Monday | 2008 movie | comments(0) |
あの子を探して
チャン・イーモウ監督の 『あの子を探して』 を観ました。


 舞台は、中国の貧しい山村の小学校。
 1ヵ月の臨時代用教員として雇われた13歳の少女ウェンは、
 たった一人で28人の生徒たちの面倒を見ることに。

 ・・・なんて書くと、
 教師と子供たちの心の交流を描いた
 ハートウォーミング・ストーリーかな?と思いがちですが、
 実際は そんなに単純なものではありません。


家庭の経済事情から 学校を辞めていく生徒が増え、
1ヵ月間 生徒を1人も減らさないことを条件に、
15元の報奨金を貰う約束で代用教員を引き受けたウェン。
ところが ある日、クラスで一番のわんぱく坊主・ホエクーが
親の借金のために 街へ出稼ぎに出されてしまう。

ホエクーを学校へ連れ戻したいけれど、街へ行くバス代すら無い。
そこで、資金を稼ぐための策を 生徒たちと一緒に練り始める。
けれど、それはホエクーのことを思ってではなく、
報奨金の15元が欲しいから・・・

その後の展開は、ネタバレになるのでやめておきますが、
本作は プロの俳優を一人も使わず、
演技指導もせず、脚本も読ませなかったといいます。
フィクションだけど、リアルで説得力のある作品です。
| 2008.12.28 Sunday | 2008 movie | comments(0) |
眠り姫
(前記事 【西島秀俊まつり】 のつづき)

真木栗ノ穴』 の終映から、『眠り姫』 の開映まで、わずか15分。
ユーロスペース → UP LINK まで、夜の渋谷をダッシュ!です。



『眠り姫』 は、ちょっと不思議な映画でした。
キャストが姿を見せることは、ほとんどありません。
映画というよりは、風景写真のスライドを観ながら
ラジオドラマを聴いている・・・ そんな感じ。

この監督が映し出す日常の1コマ1コマが、非常に私好みでした。
おそらく、美的感覚がシンクロしているのだと思います。
たぶん、「美しい」と感じるモノや風景が同じはず。
(映画 『BIG RIVER』 を観た時にも、同じ感覚があったっけ)

しかしながら、「映画」としての評価は どうかなあ〜?という感じ。
評価は、二分するかもしれませんね。

『真木栗〜』も、『眠り姫』も、日常と幻想が交錯するという点が共通しているので、
この2作品を続けて観たのは、流れ的に良かったと思います。
(それを狙っていたとしたら、UP LINK はエライ!)
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| 2008.11.11 Tuesday | 2008 movie | comments(0) |
真木栗ノ穴
映画をハシゴするのは、基本的に好きではないのです。
が、今日ばかりは仕方ありませんでした。

今日を逃したら、絶対に観られないだろうと思った映画 『眠り姫』。
レイトショーの開映まで、2時間近く空き時間があったので、
「それならば」と、映画 『真木栗ノ穴』 を観ることにしました。

結果的に、今日は【西島秀俊まつり】となりにけり・・・(笑)



妖気と狂気に襲われていく展開は、ある意味 予想通り。
しかし、西島さんが演じる主人公・真木栗が、
かなりの “おとぼけキャラ” だということは、想定外(!)
前半、クスクス 笑いが止まらず。
(西島さん、こういうコミカルな演技もイケるのですね)

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| 2008.11.11 Tuesday | 2008 movie | comments(0) |
東南角部屋 二階の女


映画 『東南角部屋 二階の女』 を観てきました。

この作品は、ある古アパートが舞台となっています。
映画全体に のんびりとした穏やかな空気が流れているように見えますが、
登場人物それぞれが 抱えている問題から逃がれようと、煩悶としている。

ラストは、希望の光が見えるような雰囲気を持たせて終わります。
しかし、(西島さんが雑誌のインタビューで語っていたように)
よくよく考えると、それぞれの問題は 何ひとつ解決していなかったりして。
だけど、そこがまた妙にリアルに思えたりもして。
(映像の撮り方が、ドキュメンタリー風だったことも影響してるのかな?)

世の中の多くの事は、曖昧なまま進んでいくのかもしれません。
自分の未来を選択する上で、100%の確信を持っている人などいるのでしょうか。
「絶対」なんて有り得ないんじゃないか、と。
それでも、何かを信じて歩いていくしかない。

人は、歩きながら 迷いながら 新しい何かを見つけていくのだと思います。
| 2008.09.20 Saturday | 2008 movie | comments(0) |
崖の上のポニョ

 午後イチで鋳造が上がってくるまでの空き時間、
 そろそろ上映終了も間近であろう 『崖の上のポニョ』 を鑑賞。
 (宮崎駿のドキュメンタリーを観てから1ヶ月超・・・)


ポニョが 宗介に会いたい一心で 人間の女の子となり、
大津波を起こし、街全体を水没させてまでして
宗介に会いに行くシーン(中盤)で、私の感動はMAXに。
私的には、あそこで映画が終わっても良かったくらい。
(だから、後半は 物語を完結させるための「付属」にしか感じられなかった)

宮崎駿本人が一番描きたかったシーンは、絶対あのシーンだったと思うんです。
だって、あんな風に スクリーンから溢れ出さんばかりのエネルギーは、
他のシーンでは感じられなかったもん。
「ポニョ、宗介ノコト 好キーッ! 宗介ニ 会イタイ!!」っていう気持ちの強さが、
言葉ではなく (絵から)感覚として伝わってきて、熱いものがこみ上げてきました。

また、子供が言うと 余計なものがない。 無垢で、シンプルな欲求。
これ、幼児が主人公というだけで、実はかなりラブストーリー色の濃い作品だと思う。

それにしても、子役の声の演技には脱帽でした。
(監督から相当指導が入ったとのことですが)
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| 2008.09.10 Wednesday | 2008 movie | comments(0) |
コキーユ
深夜、BSで偶然 『コキーユ』 を観ました。
本作で、小林薫が日本アカデミー賞主演男優賞を受賞してるのに
不覚にも未見だったのです・・・(ファン失格?)


 美しい映画だったなあ。
 ストーリーも美しかったけれど、ヒロインの風吹ジュンの笑顔が美しかった。
 結婚・別離しても、中学時代の初恋相手を ずっと想い続けてきた女性の役。
 彼女でなければ、こんなピュアなラブストーリーに仕上がってなかったかも。
 (どこか下世話な中年の不倫話になってた可能性あり)
 小林薫も良かったけれど、風吹ジュンにも賞をあげたい気分です。


風吹ジュンさんは魅力的な女性だなあ、と改めて思いました。
現在は、TBS 『あんどーなつ』 で おかみさん役をやってますが、
チャーミングな魅力が衰えてないというか。美しく年齢を重ねてるなあ、と。

小林薫さんは、当時 ちょっとふっくらしてる(笑)
でも、彼もまた いい歳の取り方をしていると思います。
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| 2008.09.07 Sunday | 2008 movie | comments(0) |
たみおのしあわせ
 映画 『たみおのしあわせ』、ようやく観てきました。


 随所に「くすっ」と笑わせるシーンを織り交ぜつつ、
 終始 心もとない 不安な空気を漂わせる構成は、
 いかにも岩松了監督らしい。
 「人間って、愚かで 浅はかで 滑稽な生き物だな。
  だけど、懸命に生きてる。 だから、憎めない」
 そんな風に思わせる映画です。

 ラストシーンが ちょっと消化不良気味だけど、
 総合的には ポイント高めの作品でした。


オダギリジョー、麻生久美子、原田芳雄、小林薫、大竹しのぶ、いずれも素晴らしい演技。
その他、監督である岩松了を含め、カメオ出演する脇役陣も ツボ押しまくり。
(塚本晋也さんと同様、岩松さんも その作品より、俳優としての氏の方が 私は好き)

しかし、私の婚期を 更に遅らせるキッカケになりそうなストーリーでした ひやひや
(果たして、今 このタイミングで 観て良かったものか・・・)

決して 結婚願望が無いわけではないんですが、
10代の頃から、「結婚」というものに対して 夢や幻想を抱けずにきた私。
少なくとも 働く女にとって、「結婚」はデメリットの方が多い気がする。
余程の家事好きで寛大な男性、もしくは 仕事を手放せるほど魅力的な相手でない限りは。
(ていうか、結婚相手+その家族、か)

長年、女子の「結婚して幸せになりたい」という発言には、疑問を感じてきました。
「結婚すれば、幸せになれる」という発想は、安直すぎやしないか?と思うのです。
だから、この映画のキャッチコピーに共感。

「結婚しても、しなくても、どのみち 君は後悔することになる。 BY ソクラテス」

よっ! ソクラテス!! (←恐妻家だったらしいけど。笑)
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| 2008.08.13 Wednesday | 2008 movie | comments(0) |
オリバー・ツイスト
昨日の深夜、寝る前に BSで なんとなくズルズルと観てしまった映画 『オリバー・ツイスト
公開時、不幸な生い立ちの子供の話は観る気になれず、パスした映画だったのですが。
(まあ、そういう映画が観たい気分の時なんてあるのか?って気もするけど)


 もともとが孤児で 既に不幸なのに、さらに不運が重なって
 その悪循環から 抜け出したいのに抜け出せない。
 案の定、観ていて辛くなってしまった。

 主人公のオリバーがまた、純粋で 健気で
 天使のように美しい男の子なものだから、余計に辛い。


私は ディケンズの原作を読んでいないため、
最終的にオリバーは救われるのかどうかが気がかりで、
映画そのものには引き込まれないまま、結局 最後まで観てしまった。

一応 ハッピーエンドだったけれど、後味は良くなかったなあ。
「感動作」と謳っているけれど、悲しみと虚しさだけが残った感じでした。

でも、そんなこと言ったら、『キャンディ・キャンディ』 だって
主人公キャンディは孤児だし、不幸の連続で、過酷な運命を背負ってる。

両者の相違点を考えたところ、ポイントは “ 主人公の表情 ” なのではないかしら?
オリバー少年は、常に 悲しそうで 寂しそうな表情をしているのです。
「だから、観ていて 悲壮感が増すのかなあ〜」と、自分なりに結論づけて 就寝。
| 2008.07.13 Sunday | 2008 movie | comments(0) |
休暇
午後イチの打ち合わせと 次の打ち合わせまでの空き時間、またしても 映画鑑賞。

小林薫×西島秀俊主演 『休暇


 2人が演じるのは、死刑囚・金田(西島)と
 その死刑を執行する刑務官・平井(小林)。
 どちらも、寡黙な男の役。
 言葉数が少ないところで、それぞれの人物像を描き出す。
 その方法は、対照的だ。


人間性が内側から滲み出てくるような小林さんの演技、素晴らしかった。
誰かを抱きしめるシーンに、人生の重みを受け止める平井の心を感じた。
深い部分まで役作りをしているから、奥行きのある演技ができるのだろう。

一方、(実は) 冒頭で 西島さんは “ 西島秀俊 ” にしか見えなかったのだが、
次第に 「彼って、こんな顔だったっけ?」という風に感じられるようになった。
顔つきが、違う誰かに見えてくる。 おそらく、それが “ 金田 ” なのだろう。

金田が どんな罪を犯して 死刑判決を下されたのか、映画の中では 一切説明がない。
独房での彼は 物静かで、おとなしく日課をこなし、あとは絵を描くことに没頭する。
背筋を伸ばして正座する模範囚の背中に、どれだけの重罪を背負っているというのか。

金田に課せられる人生の強制終了。 平井が必死に築こうとする小さな幸せ。

映画は、時間の経過を 淡々と たどる。 時折、無言の 静かなシーンが現れる。
空白のようでいて 無ではない時間に、観客は立ち止まり、様々なことを考えさせられる。

考えるほどに分からなくなる。
それは きっと、正解がないから。
「生きる」とか 「営み」とは、そういうものだから。
| 2008.06.09 Monday | 2008 movie | comments(0) |
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