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| 2020.01.26 Sunday | - | - |
大統領の理髪師

 随分前に観たものの、
 UPしそびれていた 『大統領の理髪師』。
 なかなか面白い映画でしたが、
 想像していた内容とは随分違った物語でした。

 タイトルから(勝手に)大統領と理髪師の間に
 何かあるのかも!? と期待していたもので。

 正確には、「ある理髪師とその家族の悲喜劇」。
 (「平凡な家族ドラマ」とは言えない・・・)


韓国映画の悲喜劇は、どうも自分の感性や感覚とのズレを感じることが多い。
シーンの1つ1つに 少しずつ「あれ?」と思う部分があって、
最終的に 監督が狙っていた着地点とは 全然違う所に来ちゃった・・・みたいな。

韓流ブーム到来前、まだ日本で韓国映画が公開されてなかった頃。
初めて韓国映画祭が開催されることになり、
試写会で 『クワイエット・ファミリー』というブラック・コメディを観ました。
私にとって、それが初めての韓国映画だったのですが、
それを観た時にも 同じことを感じた記憶があります。

「いくらブラックと言えども、悲惨すぎて 笑えない・・・」

そう言えば、その映画にも(本作主演の)ソン・ガンホさんが出てたっけ。
ガンホさんは、演技が巧い。いい役者さんだと思います。
| 2007.12.23 Sunday | 2007 movie | comments(0) |
東京タワー オカンとボクと,時々,オトン

 先日、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』を観ました。
 まさに「役者は揃った」という感じの本作。
 テレビで放送された2本のドラマとは また違った仕上がりでした。

 オダギリジョー君も、樹木希林さんも、
 小林薫さんも、皆さん 素晴らしい演技を見せてくれる。
 けれど、なぜだか作品全体の印象は ぼんやりとしてたなあ。
 (「描きたいこと」が分散しちゃってる気がしないでもない?)


オカンとボクの深い絆を描くというよりは、
「個性的な人々の群像劇」という印象を受けました。

それは、脚本が松尾(スズキ)さんだからかも。
松尾さんの戯曲って 群像劇が多いし、
親子愛をベタに描くタイプの人でもないし。

さて。
また 印象に残ったことを つらつらと書いておきます。
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| 2007.10.30 Tuesday | 2007 movie | comments(0) |
めがね

 公開を心待ちにしていた映画 『めがね』。
 それなのに、長いこと体調を崩していたため、
 公開から1ヵ月以上も経ってしまった(涙)

 1.大好きな映画『かもめ食堂』のスタッフが再集結
 2.キャスト全員 好きな役者さん
   小林聡美、もたいまさこ、光石研、市川実日子、加瀬亮
 3.加瀬君+メガネ (→【ハチミツとクローバー】参照)

 これだけでも、私には充分すぎるくらい。
 まっさらで フラットな気持ちで観たかったので、
 私は 本作に関する情報を一切遮断してきました。


そして、ようやく観ました。

この映画を観ていると、いろーんなことが どーでもよくなってきます。 (いい意味で)

以下、私が印象に残ったモノを羅列しておりますが、ネタバレになるかもしれません。
これから映画をご覧になる方は、読むのをご遠慮なさった方がよろしいかと思います。
やはり この映画は、何も先入観を持たずに 観ていただきたいので。


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| 2007.10.26 Friday | 2007 movie | comments(2) |
大奥
先日、家族が『大奥』のDVDをレンタルしてきたので、観てみました。


 大奥って・・・ 女の世界って・・・ 怖〜っ 雷
 そして、いろいろ 面倒くさ〜っ [:ふぅ〜ん:]

 西島(秀俊)さんが「色男の歌舞伎役者」だなんて
 まったく想像がつかなかったけれど、
 それなりに演じてしまうから、役者さんってスゴイ。

 しかし、なぜ あの役を西島さんに? 謎です・・・

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| 2007.09.19 Wednesday | 2007 movie | comments(0) |
間宮兄弟

 『間宮兄弟』は、単なる “ 兄弟愛 ” を越えてますよね。
 ここまで仲の良い兄弟も稀だし、
 ここまで同じペースで共同生活はできないでしょう。
 (まだ 双子だったら 有り得るかもしれないけど)

 冴えない兄と弟は、真面目で 誠実で 無害(?)
 それぞれを見れば とても平凡な男なのに、2人揃うと 非凡。
 だけど、この2人が離れたら、様々な調和が崩れてしまいそう。


(佐々木)蔵之介さんは、やっぱり巧い。 塚地さんも なかなか良かった。
でも、それしか残らなかった・・・ 別に、悪くはないんですけど。

森田芳光監督作品の特徴なのかもしれませんが、
何かが過剰で、何かが不足してるというか。
なんかね、「音」が気になるんです。
効果音とか BGMが 余計なシーンが多くて、
間とか 静寂とか 余韻が 少ないんだと思います。
(演出が 「too much」なんですね、私には)

例えば、映画『かもめ食堂』の荻上直子監督が撮ったら、
どんな風に仕上がるのか 観てみたいなあ・・・ なーんて。
| 2007.08.26 Sunday | 2007 movie | comments(0) |
ドリームガールズ

 映画『ドリームガールズ』のDVDを観ました。
 最初は、すごくノリノリで 楽しく鑑賞していたのですが、
 中盤から だんだん くたびれてきて、ラストではクタクタでした。

 サクセス・ストーリーっていうのは、
 夢を叶えるまでのプロセスにワクワクするのであって、
 頂点を極めた後は なんとなく退屈に感じてしまうのです、私は。
 本作は、その「頂点後」が長かった。(←疲れる原因1)


アカデミー助演女優賞を受賞した ジェニファー・ハドソンが、
熱唱 かつ 独白するシーン。あの辺から 疲れ始めた気がする。
確かに、賞をあげたくなるような熱演ではあったけど。

そのシーンも含め、中途半端にミュージカルになるのが鼻についたなあ。
(それは、私がミュージカルが苦手だからかもしれないけど)
会話をしていて、いきなりソウルフルに 台詞を歌い出すんだもの。
あの発声は、観てる方も力が入っちゃう。
ほぼ全編 歌っているから、私は ずっと力入りっぱなし。(←疲れる原因2)

歌で 魅せるシーンが たくさんあるのだから、
セリフまで歌わなくてもいいんじゃない?
その方が、ステージ・シーンが引き立つと思うけどなあ。
| 2007.08.16 Thursday | 2007 movie | comments(0) |
図鑑に載ってない虫

 『仕事をする前にシンナーを吸うな(仮)』

 ↑これは、映画『図鑑に載ってない虫』の
 企画段階での仮タイトル。

 仮の時点で、既に くだらない(苦笑)


日常に潜む “ そこはかとないくだらなさ ” を見抜く
三木聡(監督)の「目のつけどころ」が好きなんですよね、私は。
それを “ さりげなく ” 見せてほしいんだけど・・・ う〜む。

前作『ダメジン』の時にも思ったんですが、私は 三木聡作品に
ぶっ飛んでるヤバイ話とか 奇をてらった話とかは 求めてない。
(というか、正直 そういうのは好きじゃない)
フツーの中でこそ、彼の笑いは際立つと思うんだけどなあ・・・ う〜む。

なんだか、「私は三木聡作品が好き」と言っていいものか、わからなくなってしまった。

たぶん、この人は 持久力ではなく 瞬発力で勝負する人だと思う。
だから、「映画」という表現スタイルが、
ただ単に私のツボから外れちゃってるだけなのかも? う〜む。
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| 2007.07.30 Monday | 2007 movie | comments(0) |
街のあかり

 アキ・カウリスマキ監督最新作
 『街のあかり』 を観ました。

 淡々とした流れ、凛とした空気、冷たいトーンの映像、
 最小限の台詞のやりとり、絶妙な間と表情・・・
 アキ・カウリスマキの世界観、やっぱり好きだなあ。


だけど、私は ラストシーンに さほど希望を見い出せなかった。
「最後には 心がパアッと晴れるだろう」と期待していたのに、
どんよりした気持ちを引きずったまま 映画は終わってしまった。

(ちなみに、曽我部恵一さんは大絶賛。→ SOKABE'S DIARY
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| 2007.07.23 Monday | 2007 movie | comments(0) |
オスカーとルシンダ

 深夜 BSで映画が始まり、何とはなしに観ていたら、
 あれよあれよと引き込まれ、結局 最後まで観てしまった。
 『 オスカーとルシンダ 』。 どうやら 10年ほど前の映画らしい。

 19世紀中頃、オーストラリアの片田舎。
 オスカーと ルシンダは 別々に生まれ、
 それぞれに 挫折、苦悩、孤独を抱えながら成長する。
 やがて 2人は、数奇な運命に翻弄されて・・・


物語は どんどん 思いもよらぬ方向へと転がっていく。
最後の最後まで 予測がつかないし、一筋縄ではいかない。
非典型的なストーリー。
だけど 淡々としていて、2人の心情が とても丁寧に描かれている。

さまざまな出来事の結果だけを見れば、この作品は 悲劇なのかもしれない。
しかし、見終わった後に 得も言われぬ 豊かな感情で満たされる。
この感情は 何なのだろうか。

劇中、象徴的に登場する 「水」・「ガラス」が、絵画的で なんとも美しい。

主演のレイフ・ファインズ、ケイト・ブランシェットの演技も素晴らしかった。
| 2007.07.19 Thursday | 2007 movie | comments(0) |
ハチミツとクローバー
え〜、「少女マンガ原作モノは苦手」ということは、
先日 【2007 夏ドラ・検証】 にも書きましたが。

一応、私も 思春期には 普通に少女マンガを読んでおりました。
しかし、20代前半くらい(渡米したあたり?)からでしょうか、
なんだか マンガが全般的に苦手になってしまいました。
かったるい、というか。 特に 少女マンガは、歯が浮いてしまう・・・


 前置きは さておき。

 そんな私が、何ゆえ この少女マンガが原作の
 映画『ハチミツとクローバー』を観ようと思ったか。

 1.蒼井優ちゃんの演技が見たかったから
 2.櫻井翔君の演技が見たかったから
 3.加瀬亮君+メガネが、ビジュアル的に好みだったから(笑)


(まあ、一番のキッカケは、「母がレンタルしてきたから」なんですが)

で、感想。

1.よし! 2.よし! 3.よし!!

以上。
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| 2007.07.09 Monday | 2007 movie | comments(2) |
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