日本橋 お多幸本店
5ヶ月ぶりの【小津グルメ】。今回は、おでんの【お多幸】です。
グルメ手帖には、銀座か日本橋か、どちらかは明記されていません。
でも、銀座の方だったんじゃないかなあ?と思います、なんとなく。

しかし、残念なことに、銀座のお多幸は夜間営業のみ。
今日はランチが目的だったので、【日本橋 お多幸本店】へ。

お目当ては、名物「とうめし定食」です。
「とうめし」とは「豆腐めし」の略。
茶めしの上に、おでん出汁で煮込んだお豆腐が一丁のったもの。
これに、煮物とサラダとしじみのお味噌汁がついて
お値段670円(!) 学生街の定食屋さんみたい。

しかし、実際行ってみたら、ひどかった・・・orz
(混雑していたため、写真なしです。あしらかず)

開店2分前に店に着いたのに、中には人がいっぱい。
店に入っても、「いらっしゃいませ」の言葉なし。
3階へ行くように言われ、細くて急な階段を昇っていくと、
そこは屋根裏部屋のような狭苦しい部屋。(ここも既に先客がわんさか)

注文とるのに忙しそうな接客係のおばさんが、
面倒くさそうに「何名様ですかー」と聞き、
ぶっきらぼうに「奥の席どうぞー」と言う。
私は奥の右のテーブルに、次に来たおじさんは奥の左のテーブルにつくと、
「ちょっと! 詰めて座って下さい!」と叱られる。
その後でおばさん、お茶を持ってはきたが、隣のおじさんの前に2人分を置く。
「こっちは忙しいんだから、空気よんでよね!」といった態度。

通路もないような、ぎっちぎちに狭いテーブル席に4人相席。
私は壁際の奥まった席で、隣の人が席を立たない限り、
身動きがとれないポジション。(窮屈で、テーブルの脚に膝ぶつけた)

そんな気まずい雰囲気の中、「とうめし定食」登場。
とうめしは、予想以上にボリュームあり。
豆腐はふわふわで薄味。なるほど、美味しい。
だけど、淡白な味なので、だんだん飽きてくる。

そこで、おかずに手を伸ばす。まずはサラダ。
千切り大根が少量に、わずかなワカメ、和風ドレッシング。
味が薄い。見た目もスカスカで、なんだか残り物みたい・・・ 

次に煮物。一口大の大根が山盛り。
その上に、なんだかよく分からない肉(鶏肉?)が少々と、煮卵半分。
大根は、形が崩れるくらいに柔らかく煮込んである
と言えば聞こえはいいが、ただのグダグダの煮物。
そして、またもや味が薄い。色も白っぽい。
反対に、煮卵だけは濃い茶色で、
外側がガチガチに固く、表面は乾燥してカピカピ。
おでん屋で大根と卵が美味しくないって、致命的ではなかろうか・・・

ふと、持っている茶碗に目を向けると、
給食で使うようなプラスチック製だった。お皿も鉢も、すべて。
そして、思った。
これって、「まかない」みたいだな、と。
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| 2016.02.12 Friday | ozu gourmet | comments(0) |
小津グルメ 伊勢廣
久々の【小津グルメ】
以前から気になっていた焼き鳥の名店【伊勢廣】でランチ。
小津おじが通ったであろう本店は京橋にありますが、
帝劇店にしかない「そぼろ重」が食べたかったので、同店へ。

噂通りランチは行列ができていました。
でも、私は例によってお一人様だったので、
あまり待たずにカウンター席に案内されました。

カウンター席はサラリーマンと初老の男性ばかりで、
かなり間隔が接近していたため、写真撮影は自粛。
(このカウンターの密着感、どこかに似てるなあと思ったら、
 上野の【蓬莱屋】でした。やっぱり、小津グルメ!)
女一人でカウンターに座っているのが物珍しかったのか、
隣に座っていたおじいちゃんに何度もジロジロ見られました、私(苦笑)

そぼろ重には、焼き鳥が2本乗っています。
わさびが乗った「ささみ」と「もも肉」。
そこに追加で、美味しいと評判の「団子」(=つくね)入れてもらいました。
ここの団子は、タレではなく塩味なんです。

カウンター席では、焼き鳥を炭火で焼く様子が目の前で見られます。
ランチ時は忙しいため、素早く手際よく焼いていくのですが、
若干 火から下ろすタイミングが早くないか?と思いました。

10分ほどして、そぼろ重が運ばれてきました。
(写真は、食べログでご覧あそばせ)

まずは、そぼろを一口。
一般的な甘辛いそぼろと比べると、かなり薄味。
鶏肉の味に自信があるからなのかな。
ささみも、さっぱりとした塩味。
ここのささみは、パサパサしてない。
もも肉は、いわゆる「ねぎま」ですね。
プラス、しし唐辛子が挟んであります。
ちょっとミディアムレア気味、ギリギリセーフな焼き加減・・・?
追加した団子も美味であります。

ただ、焼き鳥1本300円ですからねぇ。
旨くて当然のような気もする・・・(汗)
何も期待しないで行ったら、もっと旨さに感動するかも?
(小津グルメでは、毎回そんな感想を書いてる気がする)



食べ終わってお店を出たら、もう行列はありませんでした。
ランチタイムは、13:00ラストオーダーなので、ご注意を。(早っ!)

追記。
そぼろ重にはスプーンをつけてくれたらいいのになあ、と思いました。
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| 2015.10.16 Friday | ozu gourmet | comments(0) |
小津グルメ 神田志乃多寿司
そういえば、何ヶ月も前になりますが、
淡路町にある 【神田志乃多寿司】 で折り詰めをテイクアウトしたのです。

しかし、「志乃多」=「いなり寿司」 だというのに、
どういうわけだか、その日は無性にのり巻きが食べたい気分で、
いなり寿司は買わずに帰ってきてしまいました。

「でも、やっぱり名物のいなり寿司を食べてからUPしたいな」
と思って、そのまま放置してました。
だけど、なかなか淡路町に行く機会もないので、ええい、UPしてしまえ〜。

というわけで、『小津安二郎 東京グルメ案内』 に書いてあるお店の中から
気になるお店を巡っていく不定期企画 “ 小津グルメ ”

第7弾は、明治35年創業 【神田志乃多寿司】 です。


巻き寿司の折り詰め。
小さな子供がクレヨンで描いたような絵が素朴です。


包装紙を開くと、今度は古風なイラスト。


そして、中身はこんな感じ。


茶巾寿司も買いました。


結構ボリュームがあり、これ1つで私はお腹いっぱい。
| 2014.07.26 Saturday | ozu gourmet | comments(0) |
小津グルメ そば所 よし田
『小津安二郎 東京グルメ案内』 に書いてあるお店の中から
気になるお店を巡っていく不定期企画 “ 小津グルメ ”

第5弾は、銀座にある明治18年創業 【そば所 よし田】

私は18時過ぎに入店したのですが、
店内は既に いい具合に出来上がった おっさん達でいっぱいで、
熱気ムンムンでございました。

私の隣のテーブルにいたオヤジ衆は、
私が注文する前にお会計して ほろ酔いで店を出ていきました。
まだ外が明るい時間から飲んでいたと見た(笑)

さて、ここに来たら、何はなくとも
「コロッケそば」 を食べなくては話になりませぬ。

コロッケと言っても、あのコロッケではなく、
揚げた鶏しんじょが一つのっています。
その昔、コロッケを見たことも食べたこともなかった店主が、
想像して見よう見真似で作ったものがコレらしい。

そして、この 「コロッケもどき」 が旨い! と評判なのです。


(写真は食べログから拝借)
※中央に浮かんでいるのが、この店で言う “ コロッケ ” です。

なるほど、イメージ通りのものでした。
このコロッケもどきは、おでんにしたら美味しいかも。
江戸前なのか、この店のめんつゆは、ちょいと塩辛いのね〜。

私が食べてると、隣で飲んでた
ダミ声のおっさん二人組が語り合ってました。

「俺が子供の頃はさぁ、居酒屋なんてなくってさぁ、
 こういう蕎麦屋がね、居酒屋(の代わり)だったわけよ」

まあ、赤ちょうちんとか、小料理屋とか、
大衆酒場はあったかと思うんですが(汗)
いわゆる 居酒屋チェーン店はなかった、という意味らしい。
そう言われてみると、確かに この店の雰囲気は飲み屋っぽい。

果して、小津おじは この店で
ちびりちびりと一杯やっていたのか、蕎麦を食したのか・・・

う〜ん、どっちも有り得るなあ〜(笑)
| 2014.05.12 Monday | ozu gourmet | comments(0) |
小津グルメ 柏水堂
『小津安二郎 東京グルメ案内』 に書いてあるお店の中から
気になるお店を巡っていく不定期企画 “ 小津グルメ ”

第4弾は、昭和4年創業 神保町の 【柏水堂】 です。
小津おじの他、三島由紀夫や向田邦子らにも愛された洋菓子店。
以前にも寄ったことがありましたが、今回はレモンパイをいただきました。

ピーカチスイーツ.jpg
(画像はピーカチスイーツより拝借)

レモンパイのイメージって、昭和の洋菓子。
もしくは、アメリカのケーキ。

後者は、甘味が強く、レモン味も人工的で、
何よりサイズがビッグなので、もはや別物という認識ですが。

【柏水堂】 のレモンパイは、アメリカのとは違って、
甘さは控えめ、爽やかなレモンの酸味が、どこか懐かしい。

プルンプルンとしたクリームの正体は、
レモンとカスタードと・・・なんだろう?

上に乗っているのはメレンゲだと思うのですが、
マシュマロのように ねっちりとした食感でした。
| 2014.05.10 Saturday | ozu gourmet | comments(0) |
小津グルメ 竹葉亭
『小津安二郎 東京グルメ案内』 に書いてあるお店の中から
気になるお店を巡っていく不定期企画 “ 小津グルメ ”

第3弾は、銀座に出かけたついでに 【竹葉亭】 に行ってみました。

江戸時代末期から続く老舗の鰻屋さん。
でも、小津おじのお気に入りは、好物の鰻ではなく、「鯛茶漬け」 でした。


 お茶碗3杯分程度のご飯が入ったお櫃に、
 特製ごまだれで和えた鯛のお刺身、
 すり鉢に入った白ごま、
 薬味(わさび、ねぎ)、
 お新香、お茶漬け用のほうじ茶。

 以上。

 余計な物が一切ない 「ザ・鯛茶」 です。


(写真は食べログから拝借)

確かに美味しい。 それは事実。
だけど、これで 1944円って、どうなんだろう?? (またまた老舗価格)

お茶漬けって、締めにサラサラッと食べるイメージがあるから、
メインではないし、高級と思ったこともない。
まあ、レアな食材でも使っていれば、話は別だけど。
なので、コストパフォーマンスには疑問。

そして、この鯛のごまだれ和えは、
ご飯にのせて そのまま食べる方が美味しく感じました。
お茶をかけると、味が薄くなり、ちょっと塩気が物足りない。
この特製ごまだれが美味しいので、
お茶の代わりに これをかけたくなりました(苦笑)

美味しかったけど、「また食べたい!」 とまでは思わないかな・・・
う〜ん、またもや小津おじの好みと合わなかったわ(涙)
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| 2014.05.02 Friday | ozu gourmet | comments(0) |
小津グルメ 蓬莱屋
『小津安二郎 東京グルメ案内』 に書いてあるお店の中から
気になるお店を巡っていく不定期企画 “ 小津グルメ ”

第2弾は、「上野とんかつ御三家」 の一つ
老舗の 【蓬莱屋】 でございます。

そうです、小津おじが蓼科で作った戯れ唄に出てくる、あのお店。
「とんとん とんかつ食ひたいな
 蓬莱屋が なつかしや」 の蓬莱屋さんです。
小津おじは亡くなる前、このお店のとんかつを
入院していた病院に運んでもらったという話もあるほど。

さて、「とんかつ」 と書きましたが、正確には ヒレカツ専門店。
大正時代に初めてヒレカツを売り出したお店だそうです。
いわずもがな、名物はヒレカツですが、揚げ物があまり得意ではない私は、
小津監督にちなんで作られた 「東京物語膳」 を目当てに行きました。

これは、小津おじが亡くなられてからできたメニューなので、
もちろん ご本人は食していないのですが、
いろいろなカツが一口ずつ入ったオトクな御膳なのです。
(テイクアウトだけの特製メンチカツが入っているのもポイント!)

開店から15分後に入店。
既にカウンター席のみの狭い1階は混んでいて、
私が着席した時点で満席となりました。
メニューも見ずに 「東京物語膳」 をオーダーすると、
既に売り切れましたとのこと(!) ええっ!?

確か、1日限定20食だったはずだけど・・・??
カウンター席は、10席程度。
そのうち東京物語膳を食べている人は、3名。
このお店は注文してから揚がるまで時間がかかるので、
今いるお客さんは 本日最初のお客であることは明らか。

どういうこと?? と思いつつ、
そうとなれば、迷わずヒレカツ定食をオーダー。
なぜなら、メニューは他に 「一口カツ」 と 「串カツ」 しか無いから。

ギュウギュウ詰めのカウンターで、ひたすら待ちます。
店内は若者ゼロ。ほぼ年配の方ばかり。男女比 8:2くらい?

しばらくすると、2階から
お帰りと思われるお客さんが何人か降りてきました。
そうか、複数名だと2階のお座敷に通されるのね。

そのうち、グループのお客さんがやってきて、
「予約した○○ですが」 と言って、やはり2階へ。
なるほど、予約で東京物語膳を注文している可能性もある、か。
そうしたら、開店間もなくでも20食が売り切れるわけですね。

さてさて、注文から 7〜8分くらい待ったでしょうか、
ようやくヒレカツが揚がってきました。


(写真は、食べログから拝借しました)

いわゆる 「とんかつ」 をイメージするとガッカリします。
衣は薄くてサクサクじゃないし、ヒレカツなのでジューシーじゃないし、
ソースはウスターソースで薄いし、旨みのポイントがよく分からない。
(それは、食べログで予習済だったのですが)

残念ながら、私には小津おじの感動は味わえませんでした。
これで2980円。 高いな〜と思いました。
いくら老舗の名店でも、これなら せいぜい1500円くらいが妥当かと。

第2弾も 【う】 のカテゴリー入りならず。
私、小津おじとは食の好みが合わないのかしら・・・(涙)
でも、レジのそばに飾られていた
小津おじ手描きの絵が見られたから、それで良しとしましょう。
| 2014.04.22 Tuesday | ozu gourmet | comments(0) |
小津グルメ 笹巻けぬきすし
『小津安二郎 東京グルメ案内』 に書いてあるお店の中から
私が気になるお店を少しずつ巡っていこうと思いまして。

小津グルメ第1弾は、小川町にある 【笹巻けぬきすし】

最初、この店名を 「ささまけ・ぬき・すし」 と読み間違えた私(恥)
「笹、巻け!」 って(苦笑)

正しくは、「ささまき・けぬき・すし」 と読みます。
創業はなんと、元禄十五年!
300年の老舗で、東京で最古のお寿司屋さんです。
「けぬき」 とは、魚の小骨を一本一本抜いて下処理をしていること。
店名通り、一つ一つ お寿司が笹に巻いてあります。
笹には殺菌作用があるので、傷まないようにする昔の人の知恵ですね。

 

一番小さな折詰は、5個入り 1102円也。



(写真左から)光り物、おぼろ、白身、玉子、かんぴょう巻き。
7個入りは、これに海老と、かんぴょう巻きがもう1つ付くらしい。

まず、口に入れて驚いたのは、
魚(光り物、白身)に染み込んだお酢の酸味の強さと塩味。
これは、やはり傷まないための工夫らしいです。

次に驚いたのは、玉子とかんぴょう巻きが甘くないこと。
もう、脳みそが甘いと思い込んでるせいか、すごい違和感。

う〜ん、ちょっと思ってたのと違うかも・・・

私の【う】の引き出しには入らないかな・・・と思いましたが、
「昔の人が食べていた 元祖お寿司の味」 と考えると、
なかなか感慨深いものがあります。
(昔はもっと酢がきつかったらしい)

あと、お酒の肴だったら、いいかもしれませんね。
小津おじは、呑兵衛だったからねぇ。( w )
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| 2014.02.24 Monday | ozu gourmet | comments(0) |
小津安二郎 追憶グルメリスト
小津安二郎 東京グルメ案内】 より。

私が行ったことがあるお店・食べたことがあるものは・・・

・煉瓦亭(銀座) 洋食
・みの家(森下) 桜鍋
・笹乃雪(根岸) 豆腐料理
・羽二重団子(日暮里) 団子
・うさぎや(上野) どらやき
・鶴屋八幡(麹町) 和菓子
・梅園(浅草) 和菓子
・泉屋(麹町) 洋菓子
・柏水堂(神保町) 洋菓子

半数以上が、お菓子ですけど(笑)

で、行ってみたいお店は・・・

・笹巻けぬきすし(小川町) 笹寿司
・神田志乃多寿司(淡路町) 巻き寿司、いなり寿司
・並木薮蕎麦(浅草) そば
・よし田(銀座) そば
・竹葉亭(銀座) たい茶漬け
・美々卯(京橋) うどんすき
・お多幸(銀座) おでん
・伊勢廣(八重洲) 焼き鳥
・蓬莱屋(上野) とんかつ
・尾花(南千住) 鰻
・たいめいけん(日本橋) 洋食
・資生堂パーラー(銀座) 洋食
・銀之塔(東銀座) シチュー
・関口フランスパン(江戸川橋) フランスパン

中でも、小津おじは、とんかつ、鰻が大好物だったから、
蓬莱屋と尾花はマストですかねぇ。

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| 2014.01.23 Thursday | ozu gourmet | comments(0) |